レスポンシブデザインの基本と種類、作成方法を徹底解説!

WEBデザインの世界で「レスポンシブデザイン」という言葉を耳にしたことはありますか?

実は、今どきのウェブサイト作りには欠かせない重要なポイントなのです。

しかし、「基本」「種類」「どう作るの?」といった疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

そこで、この記事ではレスポンシブデザインの基本から種類、そして具体的な作り方までを、初心者の方でも理解しやすいように解説します。

▼この記事でわかること

  • レスポンシブデザインのメリットとデメリット
  • レスポンシブデザインの種類
  • レスポンシブデザインの作成方法

上記がわかるため、あなたのウェブサイトが、スマホからタブレット、PCまで様々なデバイスで最適に見えるようになり、より多くの人々に訪れてもらえる可能性が広がります。

ぜひ、最後まで読んでください。

レスポンシブデザインとは/メリットとデメリットも解説

レスポンシブデザインは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の普及に伴い、注目が高まっています。

レスポンシブデザインを導入するメリットはもちろん、デメリットもあるためチェックしましょう。

これから、導入を考えるあなたに必見の内容です。

レスポンシブデザインとは

レスポンシブデザインとは、ユーザーが使用するデバイスの画面サイズに合わせて、ウェブサイトのレイアウトを調整するデザイン手法です。

これにより、ユーザーはスマートフォンやタブレット、デスクトップパソコンなど、あらゆるデバイスから快適にウェブサイトを閲覧でき、デバイスごとに異なるウェブサイトを作成する必要がなく、一つのコードで複数のデバイスに対応できます。

レスポンシブデザインのメリット

レスポンシブデザインには、大きく3つのメリットがあります。

  • ユーザーフレンドリー
    レスポンシブデザインにより、ユーザーはあらゆるデバイスから快適にウェブサイトを閲覧できます。
    特に、飲食店のウェブサイトにとって重要です。
    なぜなら、多くの人がスマートフォンやタブレットを使ってウェブサイトを閲覧するためです。
    レスポンシブデザインを導入していないウェブサイトは、ユーザーにとって使いにくいため、ユーザー離脱につながる可能性が高いでしょう。
  • SEO対策
    Googleは、モバイルフレンドリーなウェブサイトを評価する際に、レスポンシブデザインを重視しています。
    レスポンシブデザインを導入することで、Googleの検索結果で上位に表示されやすくなるため、集客に効果的です。
  • コスト削減
    レスポンシブデザインでは、デバイスごとに異なるウェブサイトを作成する必要がないため、コストを削減できます。
    とくに、飲食店にとって大きなメリットです。
    なぜなら、ウェブサイトの作成・運用にはコストがかかるためです。
    レスポンシブデザインを導入することで、コストを削減し、利益を向上させられます。

レスポンシブデザインのデメリット

  • 設計が難しい
    レスポンシブデザインを正しく実装するには、高度な設計スキルが必要です。
    レスポンシブデザインを導入する際には、ウェブサイトのレイアウトやコンテンツを、あらゆるデバイスに対応するように設計する必要があるためです。
  • 開発に時間がかかる
    レスポンシブデザインでは、デバイスごとに異なるレイアウトを作成する必要がないため、開発に時間がかかることがあります。
    レスポンシブデザインを導入する際には、時間と労力をかけなければならないことを覚悟しましょう。

レスポンシブデザインは、ユーザーフレンドリーでSEOに強いウェブサイトを作成したい場合に最適なデザイン手法です。

レスポンシブデザインのメリットとデメリットを理解した上で、自社に最適な方法でレスポンシブデザインを導入しましょう。

レスポンシブデザインの種類

レスポンシブデザインの種類は、大きく分けて以下の3つがあります。

  1. グリッドレイアウト
    →画面サイズに応じてグリッドの列数を変更するレイアウト
  2. リキッドレイアウト
    →画面サイズに応じて要素の幅や位置を変更するレイアウト
  3. メディアクエリ
    →画面サイズに応じてCSSのルールを変更するレイアウト

つぎから、項目ごとに詳しくみていきましょう。

グリッドレイアウト

グリッドレイアウトは、ウェブページを一定の列数のグリッド(格子)に分けてデザインする方法です。

これにより、情報を整然と配置し、視覚的に整理されたデザインを実現できるでしょう。

グリッドの列数は、画面サイズに応じて変更できます。

ウェブサイトのレイアウトにも、グリッドレイアウトがよく使用されています。
ヘッダー、ナビゲーション、コンテンツ、フッターなどの要素は、グリッドに配置されており、画面サイズに応じてグリッドの列数を変更することで、どのデバイスからでも快適にサイトを閲覧可能です。

グリッドレイアウトは、比較的簡単に実装できるため、初心者にもおすすめのレイアウトですね。

また、レイアウトが固定されているため、画面サイズによってコンテンツが画面からはみ出てしまうことはありません。

ただし、下記のようなデメリットもあります。

  • コンテンツを画面の大きさいっぱいに表示できない
  • レイアウトが複雑になりやすい

導入の際は注意が必要です。

リキッドレイアウト

リキッドレイアウトは、画面サイズにパーセンテージで指定し、ウィンドウの幅に応じて自動的にサイズを調整するデザイン手法です。

要素の幅や位置は、CSSのflexboxプロパティーやgridプロパティーを使用して指定します。

リキッドレイアウトは、グリッドレイアウトよりも柔軟にレイアウトを変更できるため、コンテンツを画面の大きさいっぱいに表示したい場合におすすめです。

例えば、スマートフォンで見るときはコンテンツが一列になり、パソコンで見るときはコンテンツが横並びになるといった感じです。

また、レイアウトが複雑になりにくいという特徴にも注目ですね。

ただし、デメリットもあります。

  • ページの幅が動的に変わるため、デザイン要素の配置やサイズを正確にコントロールするのが難しくなる
  • ブラウザーのウィンドウサイズが変更されると、ページ内の要素が意図しない形で伸び縮みする可能性がある
  • さまざまなデバイスでの表示を最適化するには、CSSやHTMLのコードが複雑になる

これらのデメリットを考慮して、リキッドレイアウトを適切に活用しましょう。

メディアクエリ

メディアクエリは、デバイスの特性(画面の幅や高さ、解像度など)に基づいてCSSのスタイルを適用する機能です。

メディアクエリを使用すると、特定の画面サイズでのみ適用されるCSSのルールを記述できます。

例えば、画面の幅が600ピクセル以下のデバイスでは大きな文字サイズを使用し、それ以上の幅のデバイスでは小さな文字サイズを使用する、といった具体的な設定が可能です。

メディアクエリは、グリッドレイアウトや流動レイアウトと組み合わせて使用​​することで、より柔軟なレイアウトを実現できます。

レスポンシブデザインの作成方法を4stepで解説

ここからは実際に、レスポンシブデザインの作成方法を4stepで解説します。

流れとしては、

  1. 事前計画を立てる
  2. 画像の調整
  3. ナビゲーションの調整
  4. フォームの調整

以上の手順で解説します。

事前計画

レスポンシブデザインを成功させるためには、最初にしっかりとした計画を立てることが重要です。

具体的には、サイトを訪れるであろうユーザーがどのようなデバイスを使用しているか、またそのデバイスで何を期待しているかを想定し、それに対応する設計します。

例えば、モバイルユーザーは情報をすぐに見つけたい傾向があるため、無駄な装飾を省いたシンプルなデザインが好まれる傾向があります。

サイトに訪れるユーザーを想定し、どのようなレスポンシブデザインを作成するのか、しっかりとした計画を立てることがあなたのビジネスを成功させるカギとなるでしょう。

画像の調整

画像はウェブサイトの見た目を大きく左右しますが、デバイスによって最適な表示が変わるため、調整が必要です。

具体的には・・・

  1. 画像を最適化する
    ウェブサイトが速く表示されるように、画像は小さく(軽く)することが大切です。
    これは、画像の「サイズ」を小さくし、適切な形式(JPEG、PNG、SVGなど)にしましょう。
    言い換えると、画像は「重さ」があるため、軽くするとウェブサイトが早く表示されます。
    また、WebPやAVIFは画像を「軽く」しながらも見た目の品質を保てる新しい技術です。

  1. 画像をレスポンシブにする
    画像はデバイスの大きさにかかわらず、パソコンの広い画面でもスマートフォンの狭い画面でも、適切に表示されるべきです。
    これを可能にするのが、ウェブサイトの「設計図」を描く言語、CSSです。
    特定の設定、「max-width: 100%;」「height: auto;」を用いると、画像はデバイスの画面幅に対応してサイズを調節します。

  1. 画像を適切に配置する
    ウェブサイトの見た目を良くするためには、画像の配置が重要です。
    その位置や大きさは、周りの文字や他の画像とのバランスを考えて選びましょう。
    なぜなら、すっきりと見えて読みやすいサイトが好まれやすいからです。
    そして、画像はただ飾りではなく、サイトの情報を補う役割も持っています。
    そのため、画像が何を示しているのかはっきりさせ、可能なら「代替テキスト」(alt属性)をつけることも大切です。
    これにより、視覚に問題のある人でも画像の内容を理解できます。

ここまで解説した、画像の最適化、レスポンシブな設定、そして適切な配置は、あなたのウェブサイトを成功へと導くための重要なステップです。

これらを活用し、どんなデバイスからでも快適に閲覧でき、情報が伝わりやすいサイトを目指しましょう。

ナビゲーションの調整

ナビゲーションは、ウェブサイトを訪れた人々がスムーズに情報を見つけられるようにするための重要な要素です。

そのため、ナビゲーションの調整はサイトを快適に利用してもらうための重要な要素です。

では、実際に気を付けてほしいポイントを3つ紹介しましょう。

  1. ナビゲーションを見つけやすくする
    ナビゲーションは、サイトの地図のようなもの。
    だからこそ、訪れた人がすぐにでも見つけられる場所、例えばヘッダーやフッターに配置することが大切です。
    それが難しければ、少なくとも他の部分から目立つ場所にしましょう。
  2. ナビゲーションを使いやすくする
    ナビゲーションは誰もがスムーズに使えるように設計するべきです。
    ラベルはわかりやすく、そしてユーザーが「今、どこにいるのか」「次にどこへ行けるのか」が一目でわかるようにしましょう。
  3. ナビゲーションをレスポンシブにする
    スマホで見ても、タブレットで見ても、ナビゲーションはちゃんと機能しなければなりません。
    そのため、画面の大きさに合わせてナビゲーションが調整される、「レスポンシブデザイン」が必要です。
    これは、メディアクエリを使うか、専用のレスポンシブナビゲーションライブラリを使うと実現できます。

これらのポイントをしっかりおさえて、ユーザーにとって最も使いやすいナビゲーションを目指してください。

フォームの調整

最後は、フォームの調整です。

フォームは、ウェブサイトからユーザーの情報を得るための大切なシステムです。

このフォームも、デバイスのサイズに合わせて調整することが求められます。

それが「レスポンシブデザイン」の一部です。

注意点を3つ紹介します。

  1. 見つけやすいフォーム
    フォームは、ユーザーが探さなくてもすぐに見つけられる場所に配置することが大切です。
    それはヘッダーやフッター、もしくは他の要素とはっきり区別できる位置に置くと良いでしょう。
  2. 使いやすいフォーム
    フォームは、ユーザーがすんなりと使えるようにする必要があります。
    そこで役立つのが「ラベル」です。
    これは各入力フィールドが何を求めているのかを明確に伝えるためのものです。
    また、必要に応じてフォーム内の進行状況を表示することで、ユーザーが現在どのステップにいて、次に何が必要かを把握しやすくします。
  3. レスポンシブなフォーム
    さまざまなデバイスサイズに対応できるフォームは、ユーザー体験を大幅に向上させます。
    これは「メディアクエリ」を使ったスタイルの調整や、レスポンシブデザインを支援するライブラリを利用することで実現できます。

上記を実践すると、あなたのウェブサイトはユーザーにとってより使いやすく、効果的なものになるでしょう。

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ここまで、レスポンシブデザインの重要性を解説してきました。

あなたもレスポンシブデザインの重要性を分かって頂けたと思います。

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