グラフィックデザイン vs Webデザイン|重要な違いとは?

「グラフィックデザインとWebデザインって同じかな・・・」

「違いと特徴を知りたい・・・」

「これからはどっちのデザイナーがいいんだろ・・・」

あなたは、グラフィックデザインとWebデザインの違いがわかりますか。

じつは、似ているようで大きな違いがあるのです。

もし、違いを知らないままにしておくと、あなたがビジネスで発注する際にチャンスを逃すかもしれません。

そこで、今回はグラフィックデザインとWebデザインの違いを解説します。

▼この記事でわかること

  • グラフィックデザインとWebデザインの重要な違い
  • 使用するツールと必要なスキル
  • 業界の今後について

これから、ビジネスでポスターを作りたいと思っている人、インターネット上でコンテンツ作成したい方は必見の内容です。

もちろん、デザイナーも目指したい方にも参考になる内容となっています。

ぜひ、最後まで読んでいただき、あなたの知識を一段上に高めましょう。

そもそも、グラフィックデザインとWebデザインってなに

グラフィックデザインとWebデザインとは、どのような内容か解説します。

▼グラフィックデザインとWebデザインを比較

項目グラフィックデザインWebデザイン
おもな目的情報やメッセージを伝えるインターネット上のコンテンツ制作
対象メディア印刷物、Webページなど
平面メディア
ウェブサイト、オンライン広告など
おもな要素タイポグラフィ、色、構成レイアウト、ユーザーインターフェース、ユーザーエクスペリエンス
デザインの
焦点
視覚的魅力と情報伝達ユーザビリティ、アクセシビリティ、インタラクティビティ
技術的要素グラフィックデザインソフトウェアの使用HTML、CSS、JavaScriptなどのウェブ技術の知識
最終成果物印刷されるポスター、パンフレット、雑誌広告など動的なウェブサイト、オンライン広告、Webアプリ

つぎからは違いをもう少し、深ぼって解説します。

グラフィックデザインとWebデザイン|5つの違いを解説!

ここからは、グラフィックデザインとWebデザインの違いを5つのポイントにわけて解説します。

  1. 掲載メディアの違い
  2. インタラクティビティ(双方向性)
  3. 技術的要素
  4. 動きによる表現方法
  5. 将来性と現状の仕事量

では、ひとつずつ見ていきましょう。

掲載メディアの違い

グラフィックデザインとWebデザインは、それぞれ異なるメディアとデザインアプローチを持ちます。

グラフィックデザインは紙媒体を中心に展開し、ポスターやパンフレットなどの印刷物にインクを用いて、色を加える作業が特徴的です。

一方、Webデザインはデジタル媒体に特化し、インターネット上で閲覧されるウェブサイトやオンライン広告のデザインに焦点を当てています。

これらの違いにより、各分野では異なる制約とデザインアプローチが要求されます。

インタラクティビティ(双方向性)

▼Webデザインの特徴

  • インタラクティビティ(双方向性)が重要
  • ユーザーがクリックやスクロールを通じてコンテンツと対話可能
  • 閲覧者との対話性を高める工夫が必要
  • ウェブサイトやWebコンテンツとのやり取りを通じて情報を得る

▼グラフィックデザインの特徴

  • 静的なメディアに焦点
  • ユーザーとのインタラクションの要素は限定的
  • ユーザーとの直接的な対話性は少ない

このように、Webデザインはユーザーの参加とインタラクションを促す一方で、グラフィックデザインは静的な視覚表現に重点を置いています。

※インタラクティブという用語は、「相互に作用する」という意味合いを持ちます。この言葉は、日本において「相互作用」や「双方向のコミュニケーション」として解釈されることが多いようです。インタラクティブなコミュニケーションは、単方向ではなく、双方の積極的な参加と交流を意味します。

技術的要素

Webデザインとグラフィックデザインにおける技術的要素の違いを解説します。

▼Webデザインの技術的要素

  • HTML、CSS、JavaScriptなどのコーディングスキルが必要
  • レスポンシブデザインの知識
  • ブラウザ間の互換性に関する技術的知識

▼グラフィックデザインの技術的要素

  • 印刷技術や物理的な制約に関する理解が必要
  • コーディングスキルは必要なし
  • Adobe Illustrator、Photoshopなどのグラフィックデザインソフトウェア使用が中心

Webデザインは技術的なコーディング能力とデジタルメディアへの適応が求められるのに対し、グラフィックデザインは印刷とビジュアルデザインのスキルが中心です。

動きによる表現方法

Webデザインとグラフィックデザインにおける「動きによる表現方法」の違いを見てみましょう。

▼Webデザイン

  • 動画やアニメーションの使用が可能
  • アニメーションやトランジションにより動的な表現を実現
  • ユーザーの注意を引くためや情報伝達のために動きを利用

▼グラフィックデザイン

  • 動きによる表現は限定的
  • 主に静止画での表現

Webデザインではアニメーションを活用してダイナミックなビジュアルを作成できるのに対し、グラフィックデザインは静的なビジュアル表現に焦点を置いています。

この違いは、分野の特性とユーザーエクスペリエンスへの影響を反映しています。

将来性と現状の仕事量

Webデザインとグラフィックデザインの将来性と現状の仕事量について見ていきましょう。

▼Webデザイン

  • インターネットの普及に伴い、需要が高まっている
  • 将来性が高く、仕事の数も増加傾向にある

▼グラフィックデザイン

  • 印刷物の需要減少により、将来性に不安がある
  • しかし、ペーパーレス化の進展にもかかわらず、依然として成長の可能性を秘めている

現状、Webデザインはインターネットの影響を受けて需要が増加していますが、グラフィックデザインもその独自の領域で成長の可能性を持っています。

両分野とも、将来的な仕事量や成長の見込みは異なるものの、それぞれの領域で重要な役割を果たし続けることが予想されます。

つぎからは、使用するツールについて見ていきましょう。

使用ツールについて

使用ツールの違いも特徴のひとつです。

では、どんなツールを使っているのか、一般的なものを紹介します。

グラフィックデザイナーの使用ツール

グラフィックデザインで使用される一般的なツールと機能を以下にまとめました。

  • Adobe Photoshop
    • 画像編集ソフトウエア
    • 写真やイラストの加工、レイヤーやフィルターを使ったデザイン作成
  • Adobe Illustrator
    • ベクター画像作成ソフトウェア
    • パスやアンカーポイントを操作してロゴやアイコン制作、テキストや図形の変形
  • Adobe InDesign
    • ページレイアウトソフトウェア
    • チラシ、ポスター、パンフレット、雑誌のデザイン、PDFや電子書籍の作成
  • Sketch
    • UIデザインツール
    • Webサイトやアプリのインターフェースデザイン、デザインの再利用性や一貫性の向上

これらのツールは、「印刷物のデータ作成」「画像の編集・加工」「オリジナルアートワークの作成」など、グラフィックデザインにおけるさまざまなニーズに応えるために広く使われています。

Webデザイナーの使用ツール

Webデザインで使うツールとその機能を以下にまとめました。

  • HTML(HyperText Markup Language)
    • マークアップ言語
    • Webページの構造や内容定義、テキストや画像、リンクなどの要素表現
  • CSS(Cascading Style Sheets)
    • スタイルシート言語
    • Webページの見た目やレイアウト指定、要素の色やサイズ、位置などのスタイル設定
  • JavaScript
    • プログラミング言語
    • Webページに動きやインタラクティビティを付与、要素操作やイベント、アニメーション機能の実装
  • Adobe XD、Figma
    • Webデザインプラットフォーム
    • デザインのプレビューチェック、コード記述・編集、描画ツール、画像編集、レイアウト調整、テンプレートや要素ライブラリの利用

これらのツールは、Webページやアプリの作成・編集・更新をするために使用され、デザインプレビューのチェック、コード記述・編集、画像の切り抜き・編集、レイアウト調整などの機能を使い、効率的に作業しています。

グラフィックデザイナーとWebデザイナー|迷ったときに考えること

グラフィックデザインとWebデザイン、どちらの分野で仕事をしたいか迷ったときは、以下の3つのポイントを検討してみてください。

自分のスキルを知る

グラフィックデザインとWebデザインの分野で求められるスキルは異なるため、自分のスキルを客観的に理解し、どちらの分野に適しているかを判断しましょう。

以下の点を考えて自己評価してみてください。

  • 視覚的要素に関する知識や技術
    • デザインの感覚や色彩、構成に関する理解度
  • プログラミングやコーディングの知識や技術
    • HTML、CSS、JavaScriptなどの使用能力
  • ユーザー分析の能力
    • ニーズや行動パターンの理解、ユーザビリティやアクセシビリティに対する関心
  • SEOやSNSなどのトレンドへの適応力
    • 最新のデジタルトレンドに対する理解度と適応能力

例えば、レイアウトデザインが得意でコーディングが苦手ならグラフィックデザイン、プログラミングが得意で視覚的センスに自信がない場合はWebデザインが適している可能性があります。

あなたの得意分野や技術力を把握し、適切な仕事の領域を選ぶことで、生産的なキャリアを築けるでしょう。

紙媒体とWebサイトどちらが好きか

紙媒体のデザインとWebデザインの選択は、個人の好みと適性を考えてみましょう。

以下のポイントをふまえて、どちらが自分に合っているか考えて見てください。

  • 紙ベースのデザイン
    • 実物のポスターやパンフレットなどの物理的な特徴(質感や重み)に魅力を感じる
    • 印刷後の変更不可なため、完成度や正確さにこだわるやりがいを感じる
  • Webベースのデザイン
    • WebサイトやスマホアプリのUIデザインに面白さを感じる
    • 動きやインタラクティビティのあるデザインに魅力を感じる
    • 公開後も変更可能で、デザインの改善や最適化に取り組むやりがいを感じる

自分の得意分野と好みを照らし合わせ、グラフィックデザインかWebデザインのいずれかに絞り込んでみましょう。

プログラミングが得意な人はWebデザイン、物理的なデザインに魅力を感じる人はグラフィックデザインに適している可能性があります。

両方トライしてみる

どちらの分野に進むか迷ったら、両方やってみるのも一つの方法です。

実際にやってみることで、自分に合った分野が見えてくるかもしれません。


ここまで、グラフィックデザインとWebデザインについて解説しました。

どちらに興味がありましたか。

「どっちもやめておこう」

と考えた方もいるかもしれません。

ですが、これからのビジネスシーンでグラフィックデザインとWebデザインは必要不可欠と言えるでしょう。

そんなお困りごとに対応できるのが、当社「株式会社リガレーヴ」です。

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ここまで、グラフィックデザインとWebデザインについて解説してきました。

あなたもグラフィックデザインとWebデザインが分かって頂けたと思います。

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